・若い女性の喫煙率アップ

top >>健康豆知識(たばこ) >>若い女性の喫煙率アップ

・若い女性の喫煙率アップ

毎年5月31日は世界禁煙デーです。
WHOが掲げる今年のスローガンは「Tobacco: Deadly in any form or disguise」(タバコはどんな形でも、どう偽装しても命取りだ!)です。紙巻タバコ、パイプ、手巻きタバコ、かぎタバコ、無煙タバコ、葉巻など…どんな形でもタバコは有害である。 また、マイルド、ライト、低タール、香り豊か、フルーツの香り、チョコレート風味など…どんなに偽装しても、タバコは死をもたらす!という認識を高めようというものです。

このように、様々なイメージ広告により若い女性達さえも顧客として取り込まれた結果、かっこよくタバコを吸っているつもりの若い女性の姿は、もはや珍しい光景ではなくなってきています。 20代女性の喫煙率は、1975年では12.7%なのに比べ2001年では24.1%に増えています。 山口大学内でも女子学生の喫煙を目にしますが、最近の若い女性の喫煙率の上昇は大きな社会問題になっています。

・禁煙は美肌への近道

タバコを吸う人に特有の顔つきを「スモーカーズフェイス」といいます。
年齢に比較し、シワ、シミ、吹き出物などの肌のトラブルが多いのが特徴です。
潤いのあるお肌をつくるコラーゲンは、ビタミンCの助けで生成され、維持されます。つまり、コラーゲンとビタミンCを摂取することで、美肌効果はますます促進されます。
しかし、タバコを2本吸うだけで1日に必要なビタミンCが破壊され、コラーゲンも減少します。その他、肩こり、腰痛、冷え性なども、禁煙により血行が良くなることで、体の調子は改善します。
最近お肌の調子が良くないと感じている方、美肌への近道は禁煙です!

・女性特有の問題点

タバコを吸い続けることによってがん等の病気になりやすいことは良く知られていますが、他にも生理痛が強くなる、生理不順、子宮外妊娠、不妊症になりやすいなど問題があります。 20代女性といえば妊娠出産の適齢期。
妊婦の喫煙は本人だけでなく、赤ちゃんにも害を及ぼしてしまいます。
次のページでは、 妊婦とタバコ についてお話します。