妊婦とタバコ ~赤ちゃんにも害~
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妊婦がタバコを吸うことで、赤ちゃんにどのような影響があるのかお話します。
赤ちゃんへの影響
20代女性といえば妊娠出産の適齢期です。特に恐ろしいのは妊婦の喫煙です。タバコの煙にはタール・ニコチン・一酸化炭素などが含まれています。
このうち妊娠に影響を及ぼす主な成分は、一酸化炭素とニコチン。妊婦がタバコを吸うと、ニコチンの影響で血管が収縮し、子宮に送られる血流が減ります。
また胎盤を通じて一酸化炭素が胎盤に入り、胎児は酸素不足に陥ります。これが低出生体重児や障害児をつくるリスクを高めます。
さらに、生まれてから突然赤ちゃんが死んでしまう乳幼児突然死症候群(SIDS)や小児喘息、風邪を引きやすくなる等、様々な問題が生じてきます。
出産後も喫煙を続けると母乳はニコチン入りとなり、母乳からは血液中より3倍濃いニコチンがでます。母乳を飲んでいる赤ちゃんまでニコチンの影響を受け、夜泣き、下痢などの症状が現れます。
さらに、生まれてから突然赤ちゃんが死んでしまう乳幼児突然死症候群(SIDS)や小児喘息、風邪を引きやすくなる等、様々な問題が生じてきます。
出産後も喫煙を続けると母乳はニコチン入りとなり、母乳からは血液中より3倍濃いニコチンがでます。母乳を飲んでいる赤ちゃんまでニコチンの影響を受け、夜泣き、下痢などの症状が現れます。
誤飲事故、第1位はタバコ
乳幼児の誤飲事故の原因第1位がタバコで、全体の半数近くを占めています。ニコチンの致死量は体重1kg当たり1mgなので、体重10kgの子供の場合、タバコ1本(約10 mg~20mg)
を誤って食べてしまうと致死量に到達します。ニコチンは水に溶けることで吸収が早まるため、空き缶を灰皿代わりに使っていると、好奇心旺盛な子供は誤って飲んでしまうことがあり、大変危険です。
今から禁煙しよう
妊娠に気が付くのは早い人でも妊娠2ヶ月。その間にも胎児は脳や心臓などの臓器をつくっています。妊娠中は、残念ながらニコチンを含有する禁煙補助薬を使うことができません。
将来生まれてくる赤ちゃんのためにも、今から禁煙にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?お父さんになるあなたも、今のうちに禁煙することをおすすめします。
2006年4月から、禁煙治療に対する保険適用が開始され、禁煙を支援する環境が整ってきました。健康科学センターでも、"楽に禁煙できる貼り薬"ニコチンパッチを使った禁煙支援をしています。無料です。
学生、教職員の皆さんが対象ですので、興味のある方はご相談ください。
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