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犬の腫瘍に対するウイルス製剤の効果の評価に関する臨床試験

目的
この臨床試験の目的は、腫瘍溶解性ウイルスを用いた治療が犬の腫瘍に対して腫瘍縮小効果をもつかを検討することである。
背景

 犬の腫瘍に対する治療法は、一般的に外科手術、化学療法、放射線療法が用いられるが、これらの効果が認められない、または治療抵抗性の腫瘍も多数存在する。そのため、これら既存の治療法に代わる治療法が期待されており、腫瘍溶解性ウイルス療法はそのうちの一つである。

本臨床研究組み入れ基準
  • 飼い主様の同意が得られていること
  • 既存に腫瘍の治療法に抵抗性である、または既存の治療法が可能であるが飼い主様が本治療の実施に同意される場合
  • 腫瘍に対してウイルス製剤を直接投与可能であること
研究デザイン
  • 上記組み入れ基準を満たす症例に対して、ウイルス製剤を腫瘍内に局所投与する。
  • 投与後、全身状態の観察とともに腫瘍の縮小の割合を計測する。
飼い主様の御負担
  • 本臨床試験に関わる入院費、血液検査、治療に関する費用は、学術研究用ということで飼い主様には御負担頂きません。
  • 本臨床試験とは別に実施される原疾患に関する検査費、治療費についてはご負担頂くことになります。