「光害」発生状況調査アンケートの実施(2010年3月)

全国の自治体(1992箇所)、農林関係事務所(326箇所)、農林関係研究機関(64箇所)、全2382箇所を対象に、光害発生状況についてのアンケートを、各所にメールを送付して実施しました(メールとアンケートの内容,PDF)

返信メールに直接回答を入力する方法で行い、全体の25%にあたる597件の回答をいただきました。 お忙しい中、調査にご協力いただいた方々に御礼申し上げます。


アンケートの結果

ここでは、アンケート結果から得られた3つの項目、1.「光害」の認知状況について、2.条例、指針等の有無について、3.「光害」の発生状況について(1.問い合わせなどの有無・2.農作物関係の被害の有無)について以下に示しました。有効回答数は569件(3.2は145件)でした。


1.「光害」の認知状況について

一般的な「光害」については、「よく知っている」・「知っている」とする回答が55%と過半数、また、「聞いたことはある」を含めると85%になり、光害認知度が高いことが示されました。

このことから、環境省の「光害対策ガイドライン」の策定など、光害に対する啓発活動が一定の成果を上げているものと考えられました。

2.条例、指針等の有無について

各所で条例の制定にまで至っている例は4%足らずと、非常に少数でした。しかし、各自治体などの担当部署で、適時判断をしている例が多く見られました。

3.「光害」の発生状況について

(1)問い合わせなどの有無

回答結果の25%あまりで光害についての問い合わせがある、との結果となりました。特に、睡眠妨害などの生活に影響するもの、または天体観測に悪影響を及ぼすサーチライトによる夜空の明るさの問題などについての問い合わせが多く寄せられているようです。

(2)農作物関係の被害の有無

光害について問い合わせのある例(145件)のうちの69%、また全回答(569件)に対して18%近くについて、農作物の光害に関する問い合わせがあるという結果となりました。被害を受ける作物としては、短日性農作物のイネのほかに、長日性農作物のホウレンソウなど葉物野菜についての問い合わせが多く寄せられているようです。